爬虫類の中では蛇や亀、トカゲなど沢山の種類がいますが、この沢山の爬虫類の中でも現在では危険動物に指定されているものがいます。
危険動物に指定されている動物は飼育する際に都道府県知事の許可が必要で無許可での飼育は罰せられます。
爬虫類では昔は危険動物に指定されている生き物は少なくて簡単に何でも飼育できていましたが、最近は飼育放棄などが問題で、都心などでも多くの捨てられた爬虫類を見ることがあります。
この危険動物に指定されてはいますが、今回はワニガメの飼育方法について記載させていただきます。
このワニガメの飼育ですが、まず大切なことは飼育前に危険動物の飼育許可を得なければいけません。
この許可を得るためには各都道府県により若干規則が異なりますので飼育前にお住みになられている都道府県へ問い合わせください。
また、購入するペットショップが同じ都道府県内であればペットショップの方から許可の申請方法と必要事項の説明およびアドバイスが聞けると思いますのでお問い合わせしてみてください。
まず、ワニガメは飼育する場所を鍵付きが条件であり、脱走防止対策もしておかなければなりません。
また、最近では生体管理のためICチップが入っているものもいます。
ワニガメはカミツキガメの種類であり、とても顎が強いため、人間の手は簡単に食いちぎられてしまいます。
決して簡単には飼育できませんので飼育しようと考えている方は良く考えてから飼育するようにして下さい。
ワニガメの飼育環境ですが、原則単独飼育が基本です。
複数飼育もできますが、ワニガメの場合は40cm程度ぐらいから繁殖もできるため万が一、増えてしまうと再度飼育許可を得なければいけないなど色々とお金もかかり飼育も大変になってきます。
また、複数飼育の場合は飼育水槽の水替えを行う際に水を抜いた時にはワニガメ同士の噛みつきあいが何故か始まることが多いため複数飼育には向きません。
水を入れている中では噛みつきあいはしないようです。
ワニガメの飼育水温は20℃以上で維持するようにしましょう。
また、ヒーターなどは直接水槽内に入れると誤って噛みつかれることもありますので水槽内には直接入れないようにしましょう。
ワニガメの餌ですが基本的には肉食です。
ペットショップで専用フードも販売されていますが、鳥のササミなども良く食べてくれますし、魚の切り身なども良く食べます。
色々と多くの種類を与えてあげることで栄養バランスも良くなり健康的に育てることができます。
飼育は室内飼育が基本ですが、室内飼育の場合は紫外線ライトを設置するようにしてください。
現在は許可が必要なワニガメですが飼育しているととても魅力的な水棲ガメです。
飼育できることがあれば生涯大切に飼育してあげてください。
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