爬虫類の中では最近ではニシキヘビやカメレオンなどを女の子でもペットとして飼育されている方が多くおられるようです。
昔では考えられなかった光景です。
最近は爬虫類でも人間並みに長生きするカメの飼育が人気が出てきており、リクガメ、水棲ガメ問わず爬虫類ショップでも多くの種類のカメを見かけるようになってきました。
カメの場合は甲羅の模様がとても綺麗なものが多かったり、形が少し変わっていたりと様々な種類がおり、最近ではペットとして定着されてきました。
今回は爬虫類の中でも水棲ガメであるジャノメイシガメの飼育方法について記載させていただきます。
ジャノメイシガメは中国南部、ベトナムの北部で生息が確認されております。
大きさはオス、メスともに13cmから15cm程度と小型種になります。
背甲はカメの仲間の中ではやや細長い形をしており楕円形になっております。
形状は滑らかでありオスの背甲とメスの背甲では色が少し違いがあります。
オスは少し濃褐色です。
メスは黄褐色のため見分けが付けやすいのも特徴です。
また、オス、メスともに甲羅には複雑な模様が入っており、大小さまざまな虫食い模様が入っております。
また後頭部には2対の褐色の眼状模様が入りますが前方の1対は薄いのが特徴です。
生息場所は森林内の渓流や池に生息しております。
ジャノメイシガメの食性は雑食性ではありますが、ほぼ肉食性になります。
無脊椎動物や小魚などを中心に食べており、極稀に植物性のものを食べることもあるようです。
ジャノメイシガメの飼育環境ですが、半水棲種に近く陸場と水場を半々程に飼育環境はセッティングするようにしましょう。
水深は背甲が隠れる程度の浅めで充分です。
また、冬場の低温時には水温が下がり過ぎないように水槽用のヒータなどで加温しておき20℃以上に設定しておきましょう。
また、陸映えの活動も活発なため陸場にも保温球で局所暖房してあげるようにしておきましょう。
この時は夜間でも生体に影響がないように赤外線タイプの物を利用するようにして下さい。
夏場はあまり暑くならないように風通しを良くして涼しい環境で飼育することで長期飼育ができるポイントとなります。
ジャノメイシガメは小型種で飼育するスペースも狭いスペースで飼育できますが運動量は小型の割には結構ありますので飼育する際は60cm水槽以上のサイズで飼育するようにしましょう。
日本にも入荷はコンスタントにありますので入手はできますが、幼体が中心のため良い生体を選ぶことが長期飼育へのポイントとなります。
また、皮膚が少し弱い傾向がありますので水替え頻度は幼体時にはできるだけ毎日行ってあげた方がいいでしょう。
⇒カメの臭い対策!原因が分かれば後は簡単!
⇒おすすめのカメ用品通販サイト