爬虫類の中で最も長生きをするカメですが、このカメの仲間には世界中でとても多くの種類がおります。
最近は日本にも外来種が野生化してきており、一部の地域では問題にもなっております。
また、昔はカメと言えばゼニガメ、ミドリガメが主流でしたが、最近のペットショップや爬虫類専門店では各国の水棲ガメやリクガメを仕入れており珍しいカメも販売されております。
今回は水棲ガメで最近入荷数が増えてきているチズガメの飼育についての注意点について記載させていただきます。
チズガメは色々と種類が多いですが、基本的にチズガメの仲間は飼育方法が同じです。
日本の気候でもチズガメは飼育しやすい点から最近では多くのチズガメが入荷されております。
最も多いチズガメはハイイロチズガメといい別名はミシシッピチズガメという名前で通っております。
ミシシッピチズガメは基本的には室内飼育がお勧めですが、屋外でも飼育が可能です。
しかし、屋外飼育は成体に限ります。
幼体は暑さ、寒さに弱いため夏は涼しく冬は暖かいところで飼育しなければいけません。
このチズガメの飼育に関する注意点は飼育水の管理です。
飼育水の管理を怠るとチズガメの食欲が落ちてしまい、元気がなくなります。
元々強いカメですが飼育水のお損にはとても弱いために飼育水の交換は定期的に行わなければいけません。
飼育水の交換を少なくさせるためにはろ過装置が必要です。
ろ過装置を付けておけば水かえの頻度が少なくても水質維持ができるためお勧めです。
チズガメで最も多い病気は皮膚病ですが、この皮膚病に感染してしまうと完治までかなり時間がかかります。
皮膚病は悪化するとカメの食欲が落ちてきて弱ってきますので早期治療が必要です。
なかなかカメを診察してくれる動物病院は少ないため、薬浴させて治療するなどを行わなければ症状が悪化していきます。
人間で言うと水虫みたいなものですが、カメに感染してしまうと命にもかかわってくることですので治療してあげましょう。
治療する際にはエルバージュやF-ゴールドがお勧めです。
この2種類は鑑賞魚用の薬ですのでカメで使用するときは自己責任で行ってください。
鑑賞魚で必要な量の1/3程度の量で薬浴してあげると完治することがあります。
皮膚病の治療は早い方がいいですので発見し次第すぐに薬浴してあげましょう。
チズガメは種類ごとで模様が違いますのでコレクターもとても多いです。
水棲ガメは世界各地で生息数が減少傾向にありますので大切に飼育してあげましょう。
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