オスとメスの飼育方法
自然下ではニホンイシガメの姿はとても少なくなってきました。
野生個体の繁殖率はとても低いニホンイシガメです。
ニホンイシガメは野生では基本的には単独行動を行っております。
単独行動を普段していますが冬眠から明けてから春になると発情期に入ります。
この発情期の時はオスはメスを探して交尾します。
交尾後も基本的には単独行動をする個体が多いようです。
飼育下ではニホンイシガメのオスとメスを用意するのは当たり前ですが、繁殖目的で飼育する場合はオスとメスの相性が良くないと交尾の確認ができないため繁殖する目的の方は、オスとメスを数匹ずつ用意します。
オス、メス3匹ずつ用意できれば繁殖できる可能性があります。
繁殖させるためには
ニホンイシガメを繁殖させるためには交尾をさせなければいけません。
そのために用意したオス、メス各3匹を基本単独飼育で飼育しておきます。
そして、自然下での繁殖シーズンである春先になったら飼育しているニホンイシガメをオスとメスを1匹ずつペアでタライなどの容器で浅く水を張り、2~3日一緒にしておきます。
一緒にしてから様子を見てケンカしているようであればペアーの相方を別のペアーの相方と入れ変えてください。
ペアーの相性が良いようにペアリングが組めたら交尾を待つだけです。
3日以内に発情期であれば交尾を行いますが、交尾の確認が取れなければ1か月ほど一緒にしいくしてください
交尾の確認が取れたら
交尾の確認が取れたらペアリングで飼育していたカメたちを元の単独飼育に戻します。
この時のオスの環境は同じですが、メスの飼育環境は砂をメインとして作った陸場を用意しておき、水浴びできる場所を用意します。
この時の飼育方法は丁度リクガメと同じような飼育環境で飼育すると良いでしょう。
交尾後しばらくすると砂場の砂を掘り出します。
砂を掘り出すと卵を産む準備が始まります卵を砂の中に産んだらメスは元の単独飼育の水槽に戻します。
産卵後の管理
ニホンイシガメが産卵した後の卵の管理は自然下では自然の力で生まれることができますが、飼育下では人間が手を加えなければ孵化できません。
まず産卵後に砂の湿度を程よく保たせるために霧吹きをします。
この霧吹きはとても重要で湿度管理ができていないと卵は死んでしまいます。
産卵後から孵化するまで、およそ3ケ月かかりますので3か月間卵の管理を丁寧に毎日行うようにしましょう。
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