イシガメ同士
イシガメの種類はニホンイシガメを含めて多数いますが、爬虫類ショップなどで購入する際には基本的には単独飼育を勧められます。
その単独飼育の理由はイシガメの仲間は水質に敏感なこともあり、同種であっても各生体ごとに性格が違うため複数飼育は難しいところがあります。
特に初心者の飼育の方には単独飼育が簡単で、イシガメの生態も観察できるため複数飼育は勧められません。
初心者の方に多い考え方ですが、イシガメ同士の飼育であれば簡単にできると思い込んで2匹飼育をされる方が多くいらっしゃいます。
イシガメ同士は飼育できないことはありませんが、難しいです。
よく、ショップなどで尾切れ、爪とび有と記載されて販売されているイシガメを見かけることがあります。
このイシガメ達は複数飼育をされていたため、尾が食いちぎられたり指を噛まれたりして無くなったものです。
イシガメ同士の飼育では相性がとても大切で性別の違いや季節的なものでも、環境が変わってきますのでイシガメ同士の複数飼育はある程度イシガメの飼育経験値をあげてから行うようにしましょう。
多種との飼育
イシガメは神経質な性格のカメのため同種同士でも難しい種類でもあります。
多種ともなればとても飼育できるカメではありません。
結論から言うと多種との飼育は不可能です。
もし、多種と共存して飼育が可能であれば、現在の日本の河川でも昔見られたようにニホンイシガメが多く生存しているでしょう。
多種との飼育は避けてください。
しかし、イシガメにもハイブリッド個体が野生でおります。
ウンキュウといわれるカメです。
ウンキュウとはイシガメとクサガメとのハイブリッド個体になります。
ウンキュウにはイシガメタイプとクサガメタイプと分けられており、どちらかの血が強くなるため、一般的に見分けるのは難しいと言われる方も多いです。
しかし、飼育経験が豊富な方にはすぐに分かります。
このようにウンキュウというハイブリッドがいるため、イシガメと他種を飼育するのであればクサガメとであればいくつかの条件が合えば飼育が可能となるでしょう。
しかし、飼育環境は簡単なものではないため、初心者の方は絶対に単独飼育がお勧めです。
クサガメと飼育する際の環境
イシガメとクサガメとではクサガメの方が強いです。
クサガメは大きさも大きいですし、性格もイシガメに比べるととても荒いです。
この2種を一緒に飼育する際の条件は、まず飼育スペースを広く取ることです。
15cm程度の個体同士で飼育する際でもイシガメは大きくなりませんがクサガメは最大30cm程度にまでなるものがいますので最低でも150cm水槽は用意する必要があります。
水陸と両方の環境を作ってあげてシェルターのような隠れ家を2か所作ってあげる必要があります。
クサガメと一緒に飼育する際はこれだけの環境は最低限必要ですので大型水槽が容易できない場合は単独飼育で飼育するようにしましょう。
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