飼育環境
イシガメの平均寿命は20年から30年程度といわれておりますが、年数は個体差で全然違います。
しかし、イシガメのなかでも高齢期と言われる時期は10年を過ぎると高齢期といわれています。
イシガメが高齢期になると何が違ってくるのかは飼育していても正直わかりません。
幼体の時からずっと飼育をしていたのであればだんだん食欲などが無くなり運動量も減ったなど気づくかたもいるでしょう。
しかし、哺乳類のように歳をとっても外見に出る訳でもありませんので中々、年数はわかるものではありません。
イシガメを幼体から飼育をしていた場合は10年ぐらいを過ぎてから飼育環境を変える必要があります。
環境と言っても餌の種類や餌やりの回数です。
餌の種類
イシガメが高齢になってくると餌は消化しやすいように柔らかい物を与えるようにします。
基本的には高齢になってもなんでも 良く食べるものは食べてしまいますが、長生きをさせたい場合は健康面に注意して餌は柔らかい物をメインにあげましょう。
一番いいのは冷凍赤虫を中心に与えると栄養も良いですし、冷凍赤虫も手に入り易いためお勧めです。
人工飼料は基本的に粉末状にした物を固形にしていますので水に溶けやすいため与えても問題ありません。
餌で控えた方が良いものは小魚などで骨太の魚です。
イシガメは骨も全部丸ごと食べてしまいますので高齢なイシガメはのどに詰まらさせる場合があります。
飼育時の注意
イシガメが高齢になると徐々に動きが鈍くなっていきます。
また、運動量が減るとともにカルシウム不足になっていき甲羅や関節にも徐々に影響が出てきます。
高齢になると甲羅の脱皮も無くなりますのでツヤも無くなり汚くなっていきます。
また、関節が弱くなるため泳ぐ力が衰えてきます。
高齢のイシガメの飼育時には人間の高齢者同様にいたわらないといけません。
飼育環境と与える餌には注意して長生きをさせてあげましょう。
また、高齢になると飼育水にもとても敏感になってきます。
水質が悪いと病気にかかり易いため水替えは.小まめに行い濾過器を付けている方は濾材の清掃も小まめに行いましょう。
イシガメも他の動物と同様で高齢になると動きが鈍くなっていくばかりであり、食欲も徐々に落ちていきます。
特に夏、と冬の猛暑と寒さには飼育環境を整えていき注意して季節を超えないと死んでしまいます。
高齢になったからといって決して近くの川や池に放したりすることはしないように最後まできっちりと世話をしてあげてください。
高齢になってからでは河川などに放しても捕食もできることがなく死んでしまうだけです。
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