飼育下での餌付け
イシガメの飼育をしているときの最大の壁は餌付けです。
餌付けがうまく行けば水替えさえすれば簡単に飼育ができます。
イシガメの餌付けの方法は色々なやり方がありますが、一般的には野生個体の食性を頭に入れておくことが重要であり、野生個体に近い環境で餌を与えることが大切です。
イシガメの野生個体の食性はどうなっているのでしょう。
イシガメの野生個体はミミズやザリガニ、小魚を中心に食べていることから雑食性ですが、肉食傾向が強いといえます。
肉食傾向が強い生体はにおいが強い物が好きな特徴があります。
生き餌を用意できるようであれば最初は生き餌のミミズかザリガニなどを用意してみてください。
生き餌はまず、食べると思います。
もし食べなければ一日飼育水槽内に入れておいてみてください。
翌朝には食べられて無くなっていると思います。
においを付けよう
イシガメに餌を与える時は生き餌から与えていいですが、生き餌を毎日準備するのは大変でお金もかかります。
生き餌から徐々に人口餌に慣らしていきましょう。
まず段階的に進める計画をたてます。
生き餌から、魚の切り身やミンチに切り替えて、熱帯魚用のクリルを与えたりします。
生き餌から魚の切り身に移行するときが一番の重要ポイントです。
生き餌から死んだ魚の切り身などに切り替えると食べないことが多くあります。
この時のポイントはニオイを付けておくことがポイントです。
においを付けるためには魚の切り身であれば魚の内臓などを少し付けて置いたりすると良いでしょう。
においを付けておくことで餌を与えた時にはすぐには食べませんが、夜になるとニオイで餌を追いますので食べてくれます。
餌を与える日を決めましょう
イシガメの仲間は野生ではとても運動量が豊富なカメです。
水場にいる時は良く泳ぎ甲羅干しを行います。
陸場にいる時も良く歩き甲羅干しを行います。
自然下ではとても行動範囲が広いため餌をいっぱい食べても何の問題もなく排出物として出てきて消化も綺麗にできております。
しかし、飼育下では水槽内の広さも決まっているため運動量が知れています。
おそらく野生個体の1日の運動量の10分の1も運動はしていないと言われております。
飼育下では運動量が限られてはいますが、餌は与えれば与えるだけ何でも良く食べます。
この餌を食べるだけ与え続けると消化不良をおこしてしまいます。
消化不良をおこしたイシガメは拒食して弱っていき死んでしまうことが多いです。
餌を与える時は餌の量を決めることが重要であり、餌を毎日会立てはいけないということを頭に入れておく必要があります。
餌は2日に1回与える程度でちょうどいいです餌を与えないでいると可愛そうと思われる方が多いようですが、毎日与えてしまうとイシガメにとってはもっと可愛そうな運命になってしまいますので、餌のスケジュール管理は大切にしましょう。
餌は抜くことが必要ですが、水は豊富に体内に取り組みますので飼育水は常に綺麗に保つように行ってください。
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