第一にカルシウム
イシガメの仲間は水陸両用で行き来します。
長距離を泳ぐこともあれば長距離を歩くこともあります。
そのため手足は丈夫でなくてはいけません。
イシガメの仲間で稀にいるのが骨が弱い生体がいます。
多くの場合の原因は飼育下での餌のバランスです。
イシガメに餌を与えるときに、多くの方は日本にもニホンイシガメが生息しているので軽く見てしまう方が多く、鯉の餌や金魚の餌、または食パンなどを与える方が多くいらっしゃいます。
ご飯の残りを与えると餌代もかからずいいと思われるかたがいますが、大きな間違いです。
イシガメは雑食性ではありますが、自然下ではほぼ、肉食傾向にあります。
肉食傾向でザリガニなどの甲殻類や小鮒などの魚類を主食としていることがあります。
自然下ではこういった生き餌を沢山食べているためカルシウム不足になることはありません。
ペットとして飼育される方は熱帯魚の餌で良く使われているクリルという乾燥えびをおやつ代わりの感覚で与えてあげると良いでしょう。
紫外線不足に注意
イシガメの仲間は甲羅干しを良くしています。
また、甲羅干しをしながら栄養分も取り入れております。
人間とは逆で多くの紫外線を好みますので屋外で定期的に甲羅干しをさせるか、若しくは室内で爬虫類用の紫外線ライトを浴びさせるかのどちらかを行いましょう。
最低でも1日6時間程度は紫外線が必要です。
イシガメの仲間は脱皮を行います。
脱皮といっても甲殻類のように綺麗な殻を残す脱皮ではなく、人間が日焼けした跡に皮が剥けてくるような感じの脱皮です。
カメの甲羅が脱皮をすることで大きくなっていきます。
この脱皮が上手くさせるには適度な甲羅干しが重要になってきます。
専用の人工飼料
ホームセンターなどで最近良く見かけるのがミドリガメ専用フードを良く見かけると思いますが、ミドリガメ専用フードはミドリガメの生態にあった栄養分を配分して作られているため、イシガメに与えても良いですが、主食にするには栄養価が違ってきますのでお勧めできません。
イシガメにも爬虫類専門店ではイシガメ向けの人工飼料が販売されておりますので人工飼料を主食で育てる場合は専門店で尋ねてみましょう。
複数飼育での餌やり
イシガメを飼育するには単独飼育が好ましいですが、複数飼育も可能です。
複数飼育する場合はそれなりに餌も量が増えるため、多くの餌を与えなければなりません。
複数飼育で餌をあげるときに注意する点は片方のカメに餌が偏らないように上げることです。
複数飼育の場合は餌をちゃんと均等に食べているか確認しながら与えてあげましょう。
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