爬虫類をペットとして飼育されてきている方が増えてきております。
爬虫類の中で最も飼育がしやすいといわれているのがカメの仲間です。
カメの仲間は大きく分けてリクガメと水棲ガメとに分けられておりますが、日本での飼育はリクガメより水棲ガメの飼育をされている方が多いようです。
リクガメの場合は、冬の管理が大型種になると家庭では難しいなどまだまだ、課題が多くあり、飼育環境を整えるためには水棲ガメよりお金がかかってきます。
水棲ガメの場合は基本的には水槽での飼育が中心になり、冬場は水槽用ヒーターの利用で簡単に冬越しができますので家庭内での飼育も比較的簡単にできます。
今回は水棲ガメの仲間であるカンムリヤマガメの飼育について記載させていただきます。
カンムリヤマガメはイシガメ科アメリカヤマガメ属でコロンビア、ベネズエラに生息が確認されております。
大きさは25cm程度と中型種であります。
このカンムリヤマガメは名前の通り頭頂部に黄色いカンムリ模様が入っておりとてもインパクトがあるカメとして人気が高いカメです。
最近では流通量が増えては来ておりますが、ショップで見かけることは少なく、中々手に入りにくい状態であります。
アメリカヤマガメ属のカメには陸棲傾向が高いカメと泳ぎが得意で水棲傾向が高いカメとがいますが、カンムリヤマガメは水棲傾向が高く泳ぎが得意のカメに入ります。
基本的には水場をメインに活動しておりますが、陸場にも時折姿を現していることもあります。
カンムリヤマガメの植性ですが、雑食性であります。
雑食性で時々無脊椎動物のミミズなどを食べることもありますが、主食は植物性の果実や水草を中心に食べております。
飼育下では肉食性のカメより、植物食の草食性のカメの方が餌の準備に困らないため飼育はしやすいです。
カンムリヤマガメはアメリカヤマガメ属の中でも水棲傾向が強く、泳ぐことがとても大好きなカメであります。
飼育環境は水場を広く用意してあげて、陸場は浅めの水深をとってあげたところと陸場のみの場所を上手く勾配をとってからの省スペースで大丈夫です。
基本的にはカンムリヤマガメは大きくなりますので飼育スペースは水槽で例えると120cm水槽ぐらいの大きさは用意しておきましょう。
泳ぐことが好きなカメの飼育をする場合は広いスペースを与えておかないとストレスになることもあり、性格が荒くなる場合もあります。
基本的にカンムリヤマガメは温和な性格をしているためストレスを与えることがないような飼育環境で飼育しましょう。
水棲ガメ全体的にいえることですが複数飼育をする場合は飼育水の汚れが早くなりますので濾過装置をつけて水変えを頻繁にするなどを行わないと複数飼育はできないと思っておいてください。
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