爬虫類が最近ではペットとして飼育されてきている方が増えてきているようです。
その理由はイヌやネコのように毎日餌をやる必要がない点と鳴かない点が大きな理由です。
イヌやネコを飼育していると餌やりが毎日必要で家を留守にすることも難しく中々家を空けることが難しく、ペットホテルなどに預けていくことになってしまいます。
しかし、爬虫類の多くの場合は餌は毎日あげる必要はなく、水も一日では無くならないために3泊ぐらいの旅行であれば気軽に留守できるということが爬虫類であれば可能です。
また、近所に迷惑をかけることを考えないで済むことも爬虫類の飼育の人気のひとつです。
この爬虫類の中でも最近最も人気があるのがカメです。
カメにもリクガメと水棲ガメとに分けられますが水棲ガメが爬虫類初心者の方にはお勧めです。
今回はカメの仲間であり、水棲ガメのカンムリガメの飼育について記載させていただきます。
カンムリガメはイシガメ科カンムリガメ属でパキスタン、インド、バングラディッシュに生息が確認されております。
また、大きさはオスメスの差が非常に大きいのが特徴であり、オスが20cm弱程度でメスが60cm程度にまで成長する水棲ガメです。
このカンムリガメは小型種か大型種かと言われるとオスメスで分かれてしまいます。
これほどにもオスとメスの差が同種であるカメは他にはいませんのでとても珍しいカメです。
このカメの場合はオスが小さくメスが大きいため交尾も複数のオスがメスに乗りかかって行われます。
繁殖を目指す方はメス1匹に対してオスは3匹以上は用意しておいたほうがいいようです。
このカンムリガメは水棲傾向が高く一日の多くは水中もしくは水面に浮いて過ごしております。
日光浴も好むカメですが陸場には上がらず、水面に浮いて甲羅干しを行います。
日本への入荷は少ないため爬虫類専門店などで極稀に販売されていることがありますので入手はしにくいカメです。
カンムリガメの食性は雑食ですが植物性の食性が強いため飼育下でも草食向けの人工フードを与えると良いでしょう。
また、飼育環境は大型水槽での飼育が必要になります。
単独飼育の場合はオスだけだと60cm水槽でも飼育は可能ですが、メスの単独飼育では最低でも120cm水槽は必要になってきます。
このカンムリガメは幼体のときは水質にとても敏感で管理が難しいですが成体になるととても強く飼育がしやすい品種です。
カンムリガメの腹部はデリケートなため流木等の尖った場所が腹部に当たらないようにレイアウトを作りましょう。
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