ウスグロハコヨコクビガメは、ヨコクビガメ科ハコヨコクビガメ属に分類されるカメでありハコヨコクビガメ属に属しております。
生息地はコンゴ民主共和国南東部、ザンビア、ジンバブエ、タンザニア南部、ボツワナ北東部、マダガスカル東部、マラウイ、南アフリカ共和国北東部、モザンビークに生息が確認されております。
このウスグロハコヨコクビガメは甲長が20cm程度とオスよりメスが大型となる傾向があるため、小型種となり、飼育がしやすいカメとなっております。
また、全体的に黒っぽい色ですので渋い感じでとても人気が高いカメとなっております。
生息場所は流れが緩やかな河川や湖、池、沼、湿地、水田と幅広く生息しております。
生息している場所にもよりますが、南アフリカの乾季には水がなくなっていきますので泥の中にもぐって乾季を乗り越える個体もいるようです。
食性は肉食で昆虫やミミズ、甲殻類、魚類を好んでよく食べているようです。
また、卵は初春に産み晩春には孵化します。
平均10個程度を産むようで繁殖率は意外と高いカメとなっております。
飼育していく環境では屋外飼育ではなく、屋内飼育で行ってください。
また飼育する際は冬場のことも考えてから飼育場所を選ぶように行ってください。
また、ヨコクビガメの仲間は最近は爬虫類ショップで稀に見かけますがどの種類も金額が上がっており、なかなか飼育するには手が出せない金額になってきています。
水棲ガメの多くが野生個体の生息数が激減しているため成体の入手がとても難しく多くの個体が幼体からとなります。
カメの場合は成体になるととても丈夫なものが多いのですが、幼体になると丈夫な種類でもデリケートであったりして、弱い面があります。
ウスグロハコヨコクビガメは生息範囲が広いですので微妙に甲羅や体の色が違うものが多いですが、同じ種類であっても色違いというだけで値段が変わることも稀にあります。
最近では日本のカメで有名なニホンイシガメにも甲羅の色が赤っぽかったりすると値段が跳ね上がっていたりします。
魚ではよくアルビノ個体とか多く見かけますが、最近では爬虫類でもアルビノ個体が出回ってきておりとても高価な生体として販売されてきております。
熱帯魚も最初の頃はアルビノ個体は高かったですが、養殖が順調に安定しだしたら安くなってきました爬虫類のアルビノ個体はこれからです。
これから多くのアルビノ個体やパステルカラーなどが出回ると思いますのでウスグロハコヨコクビガメの色変わり個体も近いうちに見ることができる日が来るかもしれません。
カメの飼育にはいろいろな楽しみ方がありますが、飼育するからには最後まで大切に育てましょう。
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