爬虫類は最近では犬や猫のようにペットとして家族の一員として飼育されている方が多くいらっしゃいます。
昔は爬虫類と言えば昆虫を飼育する感覚で飼育されている方が多くおられましたが、最近では爬虫類をペットとして犬や猫のように名前を付けて飼育されている方が多くいらっしゃいます。
爬虫類の中でも最近はカメの仲間が人気があり、飼育者が増えてきております。
このカメの仲間にはリクガメや水棲ガメがいますが、今回はこの水棲ガメの仲間であるクロヤマガメの飼育について記載させていただきます。
クロヤマガメとはイシガメ科インドヤマガメ属であり、インド、スリランカ、バングラディシュ、ネパール、ミャンマーに生息が確認されております。
このクロヤマガメは背甲は比較的に顕著な3本のキールが入っており扁平でやや細長い甲羅の形をしております。
名前はヤマガメという名前がついておりますが、実際は水棲傾向が強く泳ぐことが好きなカメです。
また、クロヤマガメは生息地が幅広いため生息地ごとで若干色彩が違ったりする個体もいるようです。
クロヤマガメの飼育環境ですが、クロヤマガメは大きさが35cm程度までなる大型種ですので飼育スペースはやや広めの物を用意しなければいけません。
水槽で例えるならば120cm水槽以上の大きさは最終的には用意する必要があります。
しかし、幼体からの飼育になると45cm水槽や60cm水槽などの小型水槽からでも十分飼育ができます。
しかし、泳ぐことが好きなため泳ぐスペースを考慮すると90cm水槽から飼育されたほうが飼育はしやすいかと思われます。
水棲ガメの飼育では水槽を使われる肩も多くいますがクロヤマガメのように泳ぐことが好きなカメの場合はプラ舟を利用して飼育されるかたも多くおられます。
プラ舟になると120cmサイズでも水槽に比べるととても安く飼育しやすいため重宝します。
多くの水棲ガメ飼育者はプラ舟を利用してから飼育されている方が多くいらっしゃいます。
クロヤマガメの植生は雑食性であり、何でもよく食べます。
自然下では無脊椎動物や小魚を中心に食べていますので雑食性でありながらも肉食傾向が強いカメであります。
性格は少々神経質な面があり、水質変化にはとても敏感になっております。
水質が悪化する皮膚病に係りや水面もありますので日ごろから水変えを定期的に行ってください。
また、クロヤマガメは入荷は比較的少なく8cm程度までの幼体が時折入荷しているショップがある程度です。
生息地が海外ということもあり、神経質なカメの場合は状態がよいものが少なく中々、よい個体が出回ることがありませんが、飼育されるチャンスがあるようでしたら是非飼育に挑戦してみてください。
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