爬虫類では色々とペットにされている生き物が多くおりますが、最近ではリクガメや水棲ガメをペットとして飼育を楽しんでおられるかたがたくさんいらっしゃいます。
特に飼育設備も特殊なものを用意する必要もなく簡単に飼育ができる水棲ガメの飼育はとても人気があります。
今回は水棲ガメの中でハナガメの飼育について記載させていただきます。
ハナガメですが、オスは20cm程度、メスは30cm程度まで成長するカメでメスの方が大型になります。
生息地は中国南東部中心に生息が確認されております。
また、ベトナムの一部地域でも生息が確認されております。
このハナガメの特徴は幼体の時は左右の助甲板に1対のはっきりしたキールがあり、成長するにつれてキールは目立たなくなってきます。
低地の湿地や池、沼、河川に生息しており、とても多くの日光を好みます。
特に飼育は難しいことはないのですが、イシガメやミナミイシガメ、クサガメとは繁殖時期に種類関係なく交尾をすることがあり、各ハイブリッド個体が産まれてしまうこともよくありますのであまり、他の種類との混雑は避けて飼育をする方が良いでしょう。
昔はペットショップに販売されている海外の水棲ガメといえばミドリガメかハナガメといわれるほど多くのペットショップで販売されておりましたが、最近はどこのペットショップでも入荷が少なくなってきており、入手しにくくなっております。
また、国内で繁殖されているハナガメが一部のショップで販売されていることも稀にありますが、以前のように大量入荷などはないようです。
ハナガメの飼育のポイントは幼体時期にはとても寒さに弱い面がありますので、水温を26℃程度にしておき、陸場の気温も保温球などで温めて25℃程度に保たせるようにしておきましょう。
成体個体は強いですが、幼体は少し飼育が難しい面もあります。
食性は何でも良く食べる雑食性ですが、肉食傾向が強いものが多くいます。
ハナガメは日本でも要注意外来生物とされており、ミドリガメほおではありませんが、一部地域では成体のハナガメが野生化しており、イシガメやクサガメなどと交尾を行いハイブリッド個体が多くなっていることが問題となっております。
カメの場合はオスメスを1年中同居させることは難しい物がおおいのですが、ハナガメは基本的には温和な性格をしているためオスメス混在で1年中一緒に飼育することも可能です。
また、繁殖もさせやすい個体でもありますので繁殖の挑戦をされてみてはいかがでしょう。
⇒カメの臭い対策!原因が分かれば後は簡単!
⇒おすすめのカメ用品通販サイト