爬虫類で最も長生きすると言われているのがカメの仲間です。
カメには陸で主に活動するリクガメと水中で主に活動する水棲ガメとに大きく分けられます。
このリクガメと水棲ガメからも更に分類されて世界各国に沢山のカメの仲間が生息しております。
このカメの仲間でも最近では全体的に野生個体の生息数が激減してきていることがわかっており、国によっては保護活動に取り組まれている国もあります。
犬や猫にも種類がありますが、同じ血統同士の血統が守られている種類もいれば最近ではミックスと言われている雑種もたくさんいます。
この雑種ですが、実はカメにも存在しております。
犬や猫の雑種の場合は粗末に扱われたりしていることもあり、捨て犬や捨て猫の多くはこの雑種にあたるものが残念ですがとても多いのが現実です。
しかし、カメにもこの雑種にあたる種類が存在しております。
雑種ですが、カメの場合や、熱帯魚の場合は雑種のことをハイブリッドと表現することが多いです。
カメの中でハイブリッドは日本の品種でも代表的なカメがいます。
そのカメはウンキュウといいます。
このウンキュウとはイシガメとクサガメのハイブリッド生体のことをいいます。
ウンキュウですが、ウンキュウの中にも2パターンあります。
それはクサガメ寄りかイシガメ寄りかです。
よく表現されるのはウンキュウクサガメタイプやウンキュウイシガメタイプと表記されることが多いです。
このウンキュウは実際には多くはいませんが、最近ではブリードに成功している方もおり、ショップでも出回るようになってきました。
このウンキュウの飼育方法ですが、基本的にはイシガメやクサガメと同様の飼育方法でよく、イシガメタイプとクサガメタイプとでは飼育難易度が少し違います。
イシガメタイプのウンキュウはイシガメの血が濃いせいか、神経質な面があり、水質の変化にも弱く、飼育環境に注意して飼育しなければいけません。
ウンキュウのクサガメタイプではイシガメタイプに比べると強く飼育しやすいですが、基本的には水質の変化には強くはなく、小まめな水替えが必要になってきます。
餌は何でも良く食べる雑食性です。
基本は草食傾向が強いですが、小魚や昆虫なども時々与えてあげると栄養バランスが行き届いて健康的に長期飼育が行えます。
ウンキュウはブリーダーもいますが、まだまだ、少ないためお値段も高めで販売されておりますが、とても希少価値が高いカメでもあります。
日本の代表するカメのハイブリット生体ですので飼育する際は最後まで可愛がって飼育してあげてください。
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