爬虫類の中で最も長生きをするといわれているのがカメですが、カメには大きく2つの種類に分けることができます。
陸場で主に活動するリクガメと水場で主に活動する水棲ガメです。
リクガメは大型種が多いためペットとして飼育している方が多くいますが、冬の寒い時期の温度管理がリクガメの場合は大変で中々日本の一般の家では室内飼育の環境を作るのが難しいため飼育を途中で断念する方が多くいらっしゃいます。
リクガメは小型種の物が多く販売されており綺麗、可愛いと言われて飼育するのが始まりですが、多くの場合は最後には動物園に引き取ってもらうか、爬虫類専門店で下取りしてもらうかのどちらかになっていることが多いようです。
その点水棲ガメは大型種でも水槽内で飼育ができて、寒い冬の場合でも水槽に水槽用のヒーターを入れておくと水温の管理ができますのでリクガメよりは管理がしやすいという利点があります。
今回はこの水棲ガメの仲間であるニューギニアカブトガメの飼育について記載させていただきます。
ニューギニアカブトガメはヘビクビガメ科カブトガメ属になり、ニューギニアに生息しております。
大きさはオスメス共に30cm程度で中型種になります。
このニューギニアカブトガメは頭部の頭頂には今居の大型の鱗があります。
これがカブトガメの特徴でもあります。
目の後ろの頭側には白色の細やかな斑点や虫食い模様が入っております。
このニューギニアカブトガメは比較的大きな河川や沼地、池に生息しておるようです。
ニューギニアカブトガメは水面、水中、水底のどこでも活発に泳いだり歩いたりしていますので運動量がとても多いカメでもあります。
自然下では良く泳ぎ良く歩くカメでありますが日中には日光浴が好きで甲羅干しをよくしております。
ニューギニアカブトニオイガメの食性は肉食傾向が強いですが、果実や水草も食べ、水面に落ちた木の実や昆虫を好んで食べる傾向があります。
このニューギニアカブトガメは模様が美しくて人気もあるカメですが気性がとても荒い傾向があり、複数飼育は絶対といってもいいほどできないに等しいです。
複数飼育は同種多種共にとても難しいです。
繁殖を目指す方が稀にいますが、なかなか、ペアリングを組むペアができないため途中で断念してしまう方が多くいらっしゃいます。
気性が荒いカメは基本的にはブリードには向いていないと思っておいてください。
飼育上での注意点は飼育水は26℃以上を確実に保っておくようにしましょう。
カメの仲間の多くは低温にはとても弱いです。
ですので冬場のヒーターは必須です。
水棲ガメの飼育は種類ごとで微妙に違いますので是非挑戦してみてください。
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