骨折
クサガメの中では少ない怪我になりますが、人間同様クサガメも骨折をすることがあります。
クサガメは自然界では骨折をすることは、滅多にないですが、飼育下ではたまに骨折をさせてしまうことがあるようです。
主な骨折の原因はレイアウトに使用しているブロックなどで手足が踏まれた状態になって骨折することがあります。
クサガメは危険を感じるとこうらの中に入り込んでしまいますが、慣れてくると、なかなか、首を引込めることをしないようです。
この慣れてきたときに甲羅干し用に入れているブロックなどで挟まり骨折してしまうことがあります。
滅多に無い怪我ですが、クサガメも骨折をするとだけでも頭に入れておくとクサガメのようすがおかしい時に骨折の疑いなど気づくことができるでしょう。
切り傷、擦り傷
クサガメに最も多い怪我が擦り傷に切り傷です。
主に複数飼育をされている方に多く出てくるでしょう。
複数飼育の場合は餌を頻繁に与えていないとお互いに噛みつきあったりもすることがあり、同種での相性も悪いと噛んだり引っかいたりと、ケンカをすることが増えてきます。
切り傷擦り傷はそのまま置いておいて問題ありませんが、怪我をしているところから黴菌が入って手足が化膿してしまったり、腫れあがったりすることがありますので必ず清潔維持に努めるようにしてあげてください。
甲ズレ、欠け
クサガメの怪我の中で一番嫌な怪我です。
甲羅は脱皮により大きくなりますが、甲羅が欠けていても欠けたまま脱皮しますので甲羅は元には戻りません。
甲ズレは甲羅が変形したり左右対称が通常ですが、左右対称になっていないなど甲羅の形に関するものであり、怪我が原因でなることもありますが、多くの甲ズレの個体は生まれつきの物が多いようです。
怪我をしたときの対処
クサガメが万が一怪我をしたときの対処方法ですが、基本的には怪我をしても薬など使用せず放置します。
但し、複数飼育の場合は嘆息に隔離して療養させます。
その時の飼育環境は無駄なものは何も入れなくて飼育水槽と水だけで十分です。
砂利などを敷くと菌が寄り付くため怪我の箇所から菌が入ってしまう可能性があります。
怪我した時の一番重要なことは病気した時同様に新鮮な水と清潔な飼育水槽になります。
怪我は完治するまで長くかかりますが、その間なるべく水替えを行い、濾過器を付けて清潔さを保たせましょう。
また、怪我の療養中でも甲羅干しはさせておいた方がいいので紫外線ライトおよび天気が良い日は屋外で甲羅干しをさせるなど工夫をしてあげましょう。
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