爬虫類の中で最も人気があるのがカメの飼育ですが、中でも最近では水棲ガメを飼育されている方が増えてきております。
爬虫類の中では水棲ガメが小型種が多く、飼育方法も複雑ではなく人にも慣れてくるという点で人気がでてきているようです。
しかし、最近は水棲ガメの生息数が激減しており、海外からの輸入も減ってきていることで水棲ガメの入手が難しくなってきております。
今回は水棲ガメの中のヨツメイシガメの飼育について記載させていただきます。
ヨツメイシガメは中国南部、ベトナム、ラオスに生息しており、大きさは20cm程度と小型種であります。
また、飼育環境ではジャノメイシガメと似ております。
背甲は暗褐色から濃いオリーブ色です。
後頭部には2対の眼状模様があり、この模様は明瞭であります。
また、腹甲には網目の模様がついている個体もいるため珍しがられております。
ヨツメイシガメは食性が雑食性といわれておりますが、滅多に植物性の食べ物を口にすることがありませんのでどちらかというと生き餌を中心に食べていることが多いため肉食性とも言われております。
このヨツメイシガメは爬虫類ショップにはよく入荷される種類ではありますが、入荷されてくるカメの多くは幼体が中心になってきますので幼体からの飼育になると少しデリケートな面がありますので飼育上で様々なことに注意していくことが必要になります。
基本的にはヨツメイシガメはジャノメイシガメと同様の飼育方法で飼育できますが、幼体の時などは飼育水の水替えはできる限り毎日行うようにしてください。
ヨツメイシガメは入荷数は多くはありませんが、まだ、入荷はしてきております。
しかし、将来的なことを考えると入荷数は今後は減少傾向になっていくでしょう。
これも食物連鎖の崩れや、ペット目的のための乱獲が問題となっているようです。
ヨツメイシガメは基本的にはイシガメの仲間であることから性格が少しデリケートな面があります。
環境に慣れるまでは静かな場所で飼育してあげるようにしましょう。
また、冬場には水槽用ヒーターなどで加温をしてあげて水損低下には注意して飼育してあげましょう。
肉食性のカメには乾燥エビを与えると良く食べてくれます。
餌は基本的にはバランスがとれている水棲ガメフードが販売されておりますので専用フードを与えていると問題ありませんが、拒食することも稀にあります。
拒食したときは餌をいちどには与えることもなく2日から3日はは無視していて大丈夫です。
飼育環境に慣れてくると乾燥エビを中心に与えていくと喜んで食べてくれて、成長も早く、成体まで飼育が可能となるようです。
爬虫類は今ではペットブームになっているほど人気高い生き物です。
是非飼育に挑戦してみましょう。
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