カメの仲間は大きく分けるとリクガメと水棲ガメの2種類に分けることができます。
リクガメは日本に野生で生息している種類は今のところ発見されていませんが、水棲ガメはイシガメやクサガメなど日本に生息しているものが多くいます。
このイシガメやクサガメなどと同じように日本にはアカミミガメも生息しております。
しかし、このアカミミガメは本来日本に生息しているものではありません。
外来種です。
このアカアミミガメは今では、日本全国各地に生息しており、イシガメやクサガメの生態系が崩れてきております。
このアカミミガメは昔からペットショップで人気があったミドリガメが大きくなったものです。
ミドリガメはとても綺麗な緑色で子供たちにもとても人気がありますが、大きくなるにつれて緑色から褐色になり、色鮮やかな緑色の子亀の時と全く違う色となります。
このミドリガメはとても大きく成長して、良く食べて、水も汚れて小まめに水替えが必要になります。
ミドリガメは値段も安くて入手しやすいカメであり、とても綺麗ですので購入する際に後先考えずに何匹も購入して大きくなると飼育できないといって近くの川や池や用水路に逃がしたりする方が後を絶ちませんでした。
このような繰り返しが、現在のアカミミガメの大量発生へとつながっております。
しかし、中には本当にカメが好きでミドリガメの飼育をされている方が沢山いらっしゃいます。
今のままでは、近い将来特定外来種に指定されてペットとしての飼育が禁止され、駆除対象となってしまうことが目に見えております。
こうならないためにも、ミドリガメの飼育について正しい知識を身につけてから飼育をはじめましょう。
まず、ミドリガメですが、購入するときは必ず、単独飼育をしてください。
可愛いからといって絶対に複数飼育はしないでください。
現在もミドリガメは安価で販売されておりますので複数購入される方が多いです。
ミドリガメは成長が早く何でも食べる雑食性ですので、水棲ガメ専用フードをメインにして与えるようにしましょう。
ミドリガメの内は専用フードで充分です。
成長するにしたがって、チンゲンサイや小松菜を葉っぱ1枚程度与えていくと良いです。
ミドリガメは屋外飼育もできますが、基本的には脱走などの危険も考えて室内飼育で飼育をしましょう。
紫外線ライトを用意してあげて最低でも1日8時間は付けてあげましょう。
ミドリガメは大きくなると地味にはなりますが、飼育をしているととても良くなつきます。
野生化してしまったミドリガメは警戒心が強くとても凶暴なカメになっています。
このような可愛そうなカメを増やすことが無いようにミドリガメを飼育する際は最後まで飼育するようにしましょう。
現在地域によっては駆除しているところも増えてきております。
アカミミガメには罪はありません。
正しい飼育を心がけましょう。
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