爬虫類がとても人気がある中で最近ではカメの飼育者が増えてきているようです。
中でも水棲ガメが人気があり、海外では水棲ガメの甲羅が美しいとされており、同じ種類でも若干模様が違う甲羅のカメを多数飼育されている方もいるようです。
このカメの飼育は海外では昔から多くの方々がペットとして飼育されておりますが、日本で爬虫類をペットとして飼育されるようになったのはごく最近であり、昔はゼニガメやミドリガメが縁日にカメのすくい取りなどで取り扱われていた程度でした。
しかし、最近ではペットとして癒されるなどが理由で水棲ガメの飼育をされている方が日本でも増えてきているようです。
今回は水棲ガメの仲間であるオオヤマガメの飼育について記載させていただきます。
オオヤマガメはイシガメ科オオヤマガメ属に分類されミャンマー、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、マレーシアで生息が確認されております。
かなりの広範囲で生息していることから、同じ種類でも若干色が微妙に違ったりすることも同種同士ではあるようです。
このオオヤマガメは大きさは45cm程度にまで成長する大型種であります。
また、生息場所は熱帯雨林気候の池や沼、緩やかな流れの河川に生息しております。
水への依存度は高いカメであることが特徴ですが、夜になると日中とは違い陸場を徘徊することがあります。
食性は雑食性でありますが、草食性が強い傾向があります。
夜に陸場を徘徊するときは陸場の草類も食べますので主食は植物性の物を中心に食べているようです。
このオオヤマガメはペットショップではあまり見かけることがなく、爬虫類専門店で、カメを中心に取り扱っているところでしか見ることができないぐらい入荷数は少ないです。
また、生息地は幅広く各国で生息が確認されておりますが野生個体は全体的に減少してきております。
大型種のカメは長生きするものが多いですが、乱獲もとても多いです。
ペットにしたり食用にしたりするところもありますので乱獲密輸が問題になっております。
大型種の水棲ガメは丈夫で飼育はし易いのですが飼育する水槽は大型水槽でなければ飼育が将来的には不可能になります。
入荷時は主に子亀の状態で入荷することが多いので飼育水槽は60㎝水槽で行ったりする方がいますがオオヤマガメは成長が早いため3年もすれば40cm近くにまでなるものもいますので最初から大型水槽で飼育された方が無難です。
大型種の場合は体が大きい分それなりに餌を食べますので食べた分排出もします。
大型種になると水槽内の飼育水の汚れも餌や排出物で汚れが早まりますので飼育水の交換も小まめにしてあげないといけません。
大型種も飼育していると迫力があり、手間はかかりますが慣れますので楽しいですよ。
是非挑戦してみてください。
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