爬虫類の飼育者で最も多いのはカメの仲間ですが、カメの仲間で飼育者が最近増えてきている種類がリクガメです。
リクガメの中でも種類が多くおり、高温多湿を好むものや高温で乾燥した地域を好むものまでいろいろなリクガメがいます。
カメのなかでもリクガメは長生きをすることで有名ですが、生息数が野生個体は激減しており、絶滅危惧種として指定されているものも多くいます。
原因は環境汚染も1つの原因といわれておりますが、一番多い原因は乱獲ですペットとして高額で売れることで野生個体を乱獲による密猟が多かったため生息数が激減しております。
昔はリクガメの種類はどの種も安定した入荷がありましたが最近では人工繁殖の生体が中心で入荷があり、ワイルド個体の入荷は激減しております。
今回はリクガメのなかでベコウムツアシガメの飼育について記載させていただきます。
ベッコウムツアシガメの生息地はベトナム、マレーシア、ミャンマーに生息しており、大きさは30cm程度にまで成長すると言われている中型種であります。
別名はインプッレッサムツアシとも呼ばれているリクガメです。
昔は時々入荷がありましたが、今は滅多に見ることがなく入荷があってもとても高価な金額で取引されております。
このベッコウムツアシガメは飼育環境に敏感で日本での飼育には不向きと言われております。
このベッコウムツアシガメは湿度があり過ぎても少なすぎても体調を崩してしまい、気温の変化にはとても弱いカメであり、長期飼育の例が日本ではとても少ないカメとなっております。
ベッコウムツアシガメは餌付きもとても悪いカメで有名です。
自然下では草食性であり雑草や果実などをよく食べるのですが、飼育下ではなかなか、食べてくれません。
このベッコウムツアシガメは飼育下では餌付かせられるか餌付かせられないかが長期飼育のポイントになります。
自然下では色々な餌を食べることで有名ですが飼育下ではそれらの餌を色々と組み合わせてどれを食べるか検証することから始まります。
また、ペットショップや専門店に入荷してきて餌付いていますと言われていても家で飼育する際はまた環境が変わりますので拒食することが多くあります。
ショップでは餌を食べていたが、自宅では食べないということは他のカメでも良くあることですので。
餌付きが悪いカメはいかに環境に適応させるかがポイントであり、ベッコウムツアシガメの飼育に合った環境を自分で見つけ出していくことが重要なことになってきます。
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