爬虫類の中で水棲ガメの人気がとても高くなってきております。
カメには水棲ガメとリクガメにわけられますが、リクガメに比べると水棲ガメのほうが飼育がしやすく管理も簡単ですので熱帯魚感覚で飼育ができることから人気が出ています。
水棲ガメはリクガメとは違い小型種がたくさんいます。
また、繁殖も容易にできる固体もたくさんいるために飼育者が増えてきております。
しかし、残念ながら飼育者が増えてきている中で飼育放棄をされる方も少なくはなく1部の種類では日本でも野生化されている種類がいます。
このように野生化する個体は環境の変化の適応力が強いため異常発生となることが多く、駆除対象になってしまうことが多くあります。
水棲ガメだけではありませんが、生き物を飼育する際は責任を持って最後まで可愛がって飼育してあげましょう。
今回は爬虫類の中でも人気がある水棲ガメの飼育について記載させていただきます。
ヒラタヘビクビガメはヘビクビガメ科ヒラタヘビクビガメ属であり、大きさは20cm程度まで成長していきます。
背甲は非常に扁平であり、上から見るととても細長く見え、全体的に平たいカメです。
このヒラタガメの種類はズアカヒラタヘビクビガメとセグロヒラタヘビクビガメの2種類が主なヒラタヘビクビガメであり、生息地がズアカヒラタヘビクビガメはコロンビア南部、ガイアナ、スリナム、ブラジル北部などアマゾン川、オリノコ川水系に生息しておりセグロヒラタヘビクビガメはエクアドル、ペルーのアマゾン川水系上流域で生息しております。
また、生息場所は流れが緩やかな河川や止水域、池などに生息しており水深が浅い場所を好んで生息しております。
ヘビクビガメの仲間が泳ぎは上手ではないため水面で浮いていることが多いです。
食性は雑食ですが甲殻類や魚類などを中心に食べることがありますので肉食傾向が強い雑食性になります。
このヒラタヘビクビガメは卵を産むときはカメにしては珍しく1回の産卵で卵1個しか生みません。
ですので自然下でも野生固体は貴重とされており、現在ではワイルド固体の成体が入荷されることは滅多にないようです。
飼育する際は泳ぎが不得意ですので水槽内では水深を浅くした場所を中心にし、陸場を設けてあげるようなレイアウトを組んであげましょう。
水質の悪化には弱いため定期的に水変えは行ってください。
水質の悪化=皮膚病と水棲ガメではいわれるほど水質は大切です。
また、少々神経質な面もありますので飼育される際は設置環境に注意してください。
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