矛盾する健康管理
クサガメを飼育していく上で健康チェックが重要です。
この健康チェックには外観チェックに体重管理としなければいけませんが、もう一つ重要な確認があります。
それはクサガメの排泄物チェックです。
カメの仲間には自然下では滅多に見られませんが飼育下では便秘をするカメが多く見られます。
これは飼育スペースが狭いことで運動ができないことが原因です。
この運動不足に関してはクサガメにとっては仕方ないことです。
飼育下ではクサガメが満足できる飼育スペースを用意することは不可能であり、大きい池でも庭に無い限り難しいです。
このためクサガメの便秘を無くすための対策は餌の量を減らすことが重要です。
ここが難しいところです。
体重を減らさないために餌を与えなければなりませんし、消化不良を起こさせないために与え過ぎてはいけないという矛盾な点があります。
痩せさせないために多く餌を与えなければいけませんが便秘をさせてはいけないとなると、どのような管理をすればいいのでしょう。
このような矛盾することはクサガメの飼育だけではなくペット全体の飼育には良くあることです。
餌やりの周期を決める
クサガメを痩せさせずに便秘をさせないように餌を与えるためにはクサガメの餌を食べる超を知ることが大切です。
多くの場合は一度で餌を全部食べる個体がほとんどです。
この時に餌をどれぐらい食べているか確認しておきます。
この餌の量を確認できたら与えた量の半分だけを次の日に与えてみましょう。
この半分の量で1週間与え続けて体重を測って減少していなければこの方法で大丈夫です。
しかし、餌の量を半分にしても便秘が治らないようでしたら週に1回~2回餌を与えないようにしましょう。
基本的には空腹にはなっていないので問題はありません。
しかし、体重の減少があると駄目ですのでこの場合は餌を与える日の餌の量を少し増やして与えてみましょう。
クサガメの下痢
クサガメは便秘もすれば下痢もします。
しかし、クサガメは水棲ガメのためなかなか排泄物の状態確認ができません。
特に下痢は難しいです。
濾過を付けているとなおさら判断ができません。
クサガメの場合は下痢をしていると寄生虫などに侵されている可能性もあり駆虫処理をした方が良いこともあります。
下痢そのものを確認することは難しいですが、飼育水の汚れ方が極端にひどくなった時などは下痢の可能性が高いです。
また、確認方法の1つとして、一日だけ水なしで飼育してみることも一つの方法です。
この場合は湿らせた砂や水苔などをおいてから一日様子見てください。
この時の排泄物を確認して下痢かどうかみて判断しましょう。
便秘は運動させれば解決しますが、下痢の場合は駆虫が必要な時もありますのでお近くの獣医にご相談してください。
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