爬虫類の中で最も長生きするのがカメの仲間ですが、最近ではこの爬虫類をペットとして飼育されている方が多くいらっしゃいます。
特に水棲ガメが多いようです。
水棲ガメは世界各国で多くの種類が日本にも入荷されており、珍しいものからメジャーなものまでが多くあります。
最近では日本に生息しているカメまでもがペットショップで販売されるようになり、最近は飼育者が多くなっております。
また、ブリードに挑戦している方も多いようです。
今回は日本に生息しているカメでクサガメの産卵について記載させていただきます。
クサガメは日本の河川、池、沼に生息しております。
このクサガメはメスのほうが少し大きくなりオスは小さいのが一般的です。
クサガメの産卵時期は春先で早いものでは4月下旬から産卵するものがおり、遅いものでも6月中旬には産卵を終わらせております。
クサガメは産卵は陸上で行われます。
日中は産卵せず夜に産卵するようです。
クサガメの産卵場所は砂地が中心であり、適度に水分があるところに産卵をします。
最近では産卵する場所が少なく中々陸上での産卵ができない状態で、水中産卵をしてしまう固体も多いようです。
最近の河川はコンクリート化されたり砂袋を積み上げられたりしているところも多くなり環境面で厳しくなってきております。
自然下ではクサガメは産卵してはいますが、孵化率、生存率共にとても低くなっており、中々、生息数が増えていくことがないようです。
飼育下では最近はブリードに挑戦している方が多くいらっしゃいます。
ブリードは最初は中々うまくいかない面があり試行錯誤される方が多くおられます。
クサガメの産卵を成功させるためのポイントはまず、基本的な環境を整えることです。
クサガメは良く泳ぎますので水場を広くとり、深めにしておきます。
また、陸場にもよくあがりますので陸場も広くとり、産卵しやすいように柔らかい砂場を作っておくと良いでしょう。
よく飼育下では加温して冬眠させない方が多くいますが、ブリードに挑戦する際は基本的には冬眠が必須です。
冬眠をさせないと発情期が来なかったり、産卵数が極端に少なかったりしますので必ず冬眠をさせましょう。
ブリード固体は餌付きやすく飼育もしやすいためペットショップでも人気があります。
しかし、なかなか大きく育てるまで飼育される方が少ないためクサガメも年々希少価値が上がってきているようです。
クサガメはニホンイシガメより飼育しやすいカメですのではじめて飼育される方にはお勧めです。
飼育も屋外で可能ですのでとてもお勧めのカメとなっております。
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