マダガスカルヨコクビガメはマダガスカルヨコクビガメ属に分類されるカメであり、本種のみでマダガスカルヨコクビガメ属を形成しております。
生息地はマダガスカル西部の固有種であり、大きさは最大でも46 cmです。
背甲は扁平です。
上から見た感じでは角張った俵型になっております。
背甲の甲板には放射状に皺が入っており、左右の喉甲板の間にある間喉甲板は小型で肩甲板には接していませんが、左右の喉甲板は接しております。
マダガスカルヨコクビガメの頭部はとても大きく、吻端は突き出ており上顎は鉤状で、下顎はとても強く鉤状になっております。
顎の筋肉がとても発達しておりますので、硬い物を噛み砕くのに適しておりますし、硬い甲殻類が大好物のカメです。
生息地では食用とされており、卵も食用としてとても人気があるようです。
また、最近ではペットとして飼育する方が多くいるため金儲けができるということで野生固体の乱獲が問題となっております。
このマダガスカルヨコクビガメは大型に成長するため飼育する際は大型水槽で飼育するようにしましょう。
食性は肉食傾向がとても強く甲殻類を中心に魚類や両生類も多く食べているようです。
飼育下でも最初は生き餌で慣らして行くほうが無難ですが徐々に肉食傾向が強いカメ向けの餌に変更していくと良いでしょう。
ペット化が進んでいる現代では中々希少種の飼育は難しいです。
ペットショップはもちろんですが、爬虫類専門店でも入荷が少なくなってきております。
マダガスカルヨコクビガメのように食用にもなっているカメでは中々、野生の生息数が増える見込みはありませんので、今後はもっと入手が難しくなっていくでしょう。
このマダガスカルヨコクビガメは暖かいところだけではなく、氷が張るような冷たい場所での活動も目撃されているためとても強いカメであることがわかります。
今では絶滅危惧初期に指定されておりますが、今後は絶滅に秒読みでどんどん生息数が減っていくことでしょう。
食肉用としてされているカメで卵も食べているカメの場合は中々保護は難しいため、現地では悩みのひとつでもあります。
今でも極稀にですが爬虫類専門店に入荷していることがありますが、滅多に飼育することができないカメになってきております。
もし飼育できるチャンスができれば是非飼育に挑戦してみてください。
マダガスカル固有のカメとしてマニアの中でも有名なカメですので飼育する価値はとても高いものだと思います。
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