カルシウム不足は致命傷
クサガメは何でも良く食べますが、餌には栄養バランスも考慮してあげないといけません。
この栄養バランスではどの生き物も同じですが、クサガメの場合はカルシウムが重要になります。
カルシウム不足はクサガメにとって骨格が弱くなったり、甲羅に異変が出てきたりと色々な症状がでてきます。
カルシウムに関してはクサガメやカメ類だけではなく爬虫類全体的に重要な栄養分となっております。
爬虫類専門店などではカルシウムをきっちり与えられるようにカルシウムパウダーという物で餌に振りかけて与えるものがあります。
カルシウムパウダーを人工飼料に振り掛けてから良く混ぜて餌を与えることでクサガメのカルシウム不足は補えます。
カメの飼育の基本である紫外線
クサガメの飼育だけではありませんが、クサガメの飼育で必須ともいえるアイテムは紫外線ライトです。
この紫外線ライトは爬虫類ショップで販売されておりますが、UV10.0のものを利用することをお勧めします。
紫外線は必要ですが、紫外線が強すぎても弱すぎてもいけません。
各成体にあった紫外線の強さの適正を確認してから利用しましょう。
紫外線ライトを設置しない場合は屋外飼育で飼育することを勧めます。
しかし、冬場は冬眠してしまいますので、冬眠対策が必要になってきます。
冬眠対策は紫外線ライトをつけて飼育するよりとても大変ですので室内飼育で機材の準備をすることをお勧めします。
複数飼育での食事
クサガメを複数で飼育することはあまりお勧めしませんが、ゼニガメから飼育される方は可愛いからといって複数飼育されるかたが多いでしょう。
この複数飼育では餌のやり方によってはクサガメを不孝にしてしまうこともあります。
クサガメは自然下では基本的には群れて行動はしません。
単独行動が多く、繁殖期にオスはメスを追いかけるようになります。
ですので飼育下でも単独飼育が好ましいです。
複数飼育をされている方は餌を与えるときに均等に食べれるように与えなければいけません。
また、カルシウムパウダーも振り掛けておくと良いでしょう。
複数飼育ではどうしても強弱がクサガメ同士ででてきます。
この強弱が餌を食べる量にも影響してきて栄養が十分に取れない固体も出てきます。
飼育下では複数飼育する際には多めに餌を与えるようにします。
餌を与えてから5分後にも残っている程度与えておきます。
餌が残るぐらい与えるとクサガメたちは均等に餌が行き届きますので安心できます。
しかし、水質が悪化するのが早くなりますので水変えの頻度と濾過の検討をしておかなければいけません。
複数飼育では水質管理も大変になりますので出来る限り単独飼育で飼育をするようにしましょう。
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