最近は爬虫類をペットにされている方が多くいらっしゃいます。
中でも簡単に飼育ができて金額的にも安いものも多く販売されているカメの仲間を飼育されている方が多くいらっしゃいます。
しかし、ここ最近では日本国内に生息していてはいけないカメが日本全国各地で見られるようになってきているようです。
特に年間を通して暖かい西日本側で多いようです。
リクガメはまだ野生化されている情報はありませんが、水棲ガメではいろいろな種類のカメが野生化されてきているようです。
日本で最も多い外来種であるカメはミシシッピアカミミガメです。
このミシシッピアカミミガメは幼体がミドリガメという名でショップなどで安く販売されているカメであり、お値段もとても安く、飼育も容易にできるようです。
ミシシッピアカミミガメはとても大きく成長することからミドリガメから飼育されてきた方は予想外の大きさまで成長してから飼育困難になった方や、気性が荒くなる傾向があることで飼育ができないという方が増えてきて、近くの池や沼、河川やクリークに逃がしてきたことで増えてきたといわれております。
多くの海外産のカメは冬越しが厳しいため野生化しにくいですが、ミシシッピアカミミガメは強く、日本の環境になれてきており、異常のように個体数が増えてきて野生化しております。
このミシシッピアカミミガメが増えることにより、日本の河川や池や沼に生息している成体を脅かすことになっていきます。
今のままだと、そのうちに特定外来種として指定されて、駆除対象にされるでしょう。
一部地域では駆除が行われているところもあるようです。
今のところ異常発生といわれるカメはミシシッピアカミミガメだけですが、ハナガメやカントンクサガメなども少しずつですが増えてきているようです。
このような現象になった原因は人間にあります。
飼育しているカメの飼育放棄が主な原因です。
ミシシッピアカミミガメは繁殖能力も高く毎年毎年増えてきております。
このようなことが起こらないようにカメを飼育される方は絶対に飼育放棄をしないようにしてください。
カメの飼育は他のペットに比べるととても簡単でお金も安いというのが特徴です。
ですが、飼育するからには最後まで責任を持って飼育するようにしましょう。
今では駆除が一部されているところであります。
この駆除されているミシシッピアカミミガメたちは何も悪くないのに冷凍されて廃棄処分されることになります。
とても残酷なミシシッピアカミミガメの運命です。
このようなことが起きないように飼育者の方は購入前に今一度最後まで世話をすることができるか考えてから購入しましょう。
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