最近は爬虫類をペットとして飼育されている方が増えてきております。
爬虫類は鳴かないので周囲に気を配ることなく気楽に飼育できることから人気があります。
また、餌やりも毎日することなく、2日から3日に1回で餌やりは大丈夫です。
爬虫類の中でも特に長生きをするといわれているリクガメが人気があります。
このリクガメには色々と多くの種類がいますが、ペットショップや爬虫類専門店でリクガメのCB固体と記載されて販売されていることがあります。
このCB固体とは何?と思う方がいらっしゃると思いますので簡単に説明させていただきます。
CB固体とはcaptive bred(キャプティブ・ブリード)の略で人工的に繁殖された固体のことを指します。
また、野生の個体のものをWC固体Wild caught(ワイルド・コート)の略になります。
CB固体とWC固体とではリクガメの場合は同じ種類のものであっても飼育難易度が違ってきます。
基本的にCB固体は人工飼料にも簡単に餌付かせることができて飼育が容易です。
WC固体の場合は野生固体ですので気性が荒めで餌は自然下で食べていたものを中心に食べますので人工飼料に餌付かせるまでに時間がかかります。
CB個体の利点でもありますが、最初から人工的に飼育されていますので人馴れがしやすいため、神経質な種類の物であってもWC個体に比べるととても飼育しやすいです。
また、CB個体はWC個体と違って病気の面でも安心して管理できます。
WC個体は菌や寄生虫を持っている可能性があり、駆虫処理ということを行う方もいます。
しかし、CB個体の場合は親ガメから寄生虫などは処理されているので安心できます。
このようにWC個体よりCB個体の方が断然飼育しやすいことが分かると思います。
最近ではWC個体の生息数がおの種類も減少しておりとても入手が困難な状況の種類もいます。
中にはCB個体のみしか販売してはいけないという品種もいます。
リクガメで代表的な種類がケヅメリクガメです。
このケヅメリクガメの場合はWC個体が激減しているため保護対象とされています。
そのためCB個体のみしか販売が許されておりません。
ケヅメリクガメの場合はブリードが比較的簡単ですのでお値段が安めに販売されておりますが、繁殖が難しいゾウガメなどは同じ大型種でも値段がとても高く販売されております。
今後はどの種類のカメもCB個体の販売が主流になってくると思います。
リクガメだけでなく水棲ガメも同様です。
CB個体は飼育しやすいですが、自然下では生き抜くことができないため飼育放棄などは絶対に行わないで大切に飼育しましょう。
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