現在日本の河川や池、クリークなどのあらゆる場所でアカミミガメが大量発生しております。
アカミミガメは外来種で本来日本には生息していてはいけないカメです。
アカミミガメの特徴は幼体ではミドリガメといわれております。
ミドリガメといわれている通り全体が綺麗な緑色をしております。
この幼体の時に飼育される方がとても多くいらっしゃいます。
しかし、ミドリガメは大きくなると鮮やかな緑色とは正反対の褐色がかった色になります。
また、大きさも大きい物で40cmまで達するものもいるため個体によってはとても大きく成長します。
アカミミガメは成長すると同時に気性が荒くなっていくものが多く本来は雑食ですが、肉食傾向がとても強くなってきます。
ですので、飼育が困難になってきて飼育放棄をされる方が多くいらっしゃいます。
この異常発生しているアカミミガメですが現在ではとても多くの種類が確認されています。
アルビノタイプのもやリオグランデアカミミガメといって幼体の時はミドリガメと違い甲羅に模様がはいっているとても綺麗なアカミミガメでそのまま大きくなります。
アルビノに近い種類になりますがトランスルーセントといわれる白っぽいアカミミガメもいます。
特にアルビノに近いアカミミガメは最近パステルなどの種類が多くなってきており、人気も出てきております。
基本的にどの生き物もアルビノ個体は人気があります。
しかし、アルビノ個体は普通の個体に比べると若干弱い面があり、飼育が難しいと言われる生き物も中にはいます。
このアカミミガメのアルビノ個体は元々がアカミミガメ自身が強くて飼育しやすいためアルビノなどの色変わりの個体でも簡単に飼育ができます。
アカミミガメだけでもとても多くの種類がいますが、どの種類も性格は一般的なアカミミガメと同様で少々荒い傾向にあります。
アルビノ個体が珍しくて飼育を始めたところまではいいですが、成長と共に大きくなり、性格も荒くなることを認識してから、飼育するようにしてください。
現在はアルビノ個体などの色変わり個体やアカミミガメのノーマル個体以外はとても値段が高いため安易に飼育する方は少ないですが、万が一飼育放棄などがこの先出てきた場合は生態系が大きく崩れていき、特定外来種に指定される恐れもあります。
指定されるようなことがあれば、飼育は勿論禁止で駆除対象とされてしまい、アカミミガメ自体もかわいそうな運命をたどることになってしまいます。
アカミミガメだけではありませんがカメの飼育をする際には良く考えてから飼育を始めるようにしましょう。
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