爬虫類の中で最も長生きをして手間があまりかからなくて人気があるペットがカメの仲間ですが室内飼育で最近は水棲ガメ類を飼育する方が増えてきております。
カメといっても世界中にはとても多くの種類がおり、各カメの甲羅はどれも模様が美しくとても綺麗です。
また、飼育難易度も他の爬虫類と比べると比較的飼育しやすいです。
この水棲ガメですが、多くの種類で冬場は自然下では冬眠します。
自然下では冬眠は当たり前にできて生存率も高くていいのですが、飼育下では冬眠させると失敗に終わる場合が高くなります。
この冬場の飼育方法で最も大切なのが、飼育下では冬眠をさせないで育てていくということです。
ブリーダーの方々は設備も整っており飼育スペースもとても環境が良く冬眠をさせる方がいますが、ブリーダーの方の場合は冬眠をさせた方が繁殖率が上がるからです。
一般的に飼育される方は基本的には冬眠をさせないように飼育しましょう。
冬眠をさせて飼育することはとても難しく飼育設備もそれなりに整えておかなければいけません。
基本的に冬眠をさせないで育てますので飼育環境を覚えておきましょう。
水棲ガメの飼育で冬場に餌食いが悪くなったり、死なせてしまったりする方の多くは飼育環境の基本ができていないことが多くの原因です。
まず、水棲ガメの場合は水場と陸場を用意します。
そして、甲羅干しのために必要な太陽の代わりに紫外線ライトの準備をします。
冬以外の寒くない特ではこれに濾過装置を付ければ飼育は可能です。
しかし、冬場は水温を上げてあげなければなりません。
冬場の水温の管理は熱帯魚の飼育で使用する水槽用ヒータを利用すると良いでしょう。
水棲ガメの飼育初心者はヒーターを準備すれば冬越しができると思って安心すると思いますが、それでは健康的には水棲ガメの飼育はできません。
水中の温度を上げるのであれば陸場の温度も上げてあげなければいけません。
水中は水槽用ヒーターで充分ですが、陸場の場合は保温球を利用します。
バスキングという呼び名で爬虫類ショップなどでは取り扱われております。
この保温球を陸場に向けて付けておきます。
そうすると日中に甲羅干しが適温でできますのでとても健康的に育ってくれます。
水棲ガメの場合はほとんど病気にかかることは無いと思いますが皮膚病が最も多く出ています。
この皮膚病は日光浴ができていて新鮮な綺麗な水を使っていれば起こることがありませんので適度な水替えと紫外線ライトの照射時間の設定は必ずタイマーなどを利用して設定しておくようにしましょう。
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