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亀の飼い方~カメ飼育法~

ミナミイシガメの飼育

爬虫類が最近ではペットとして飼育されている方が多くなってきておりますが、日本にも固有の爬虫類は沢山います。

ニホンイシガメやクサガメ、セマルハコガメ、シマヘビやアオダイショウなどまだまだ沢山生息が確認されております。

この日本に生息している爬虫類のなかで最近生息数が激減しているといわれているイシガメの種類で大阪、滋賀、京都の関西を中心に生息しているミナミイシガメの飼育について記載させていただきます。

もともとミナミイシガメは中華人民共和国やベトナムに生息していたと言われており、日本へは移入されたと言われています。

しかし、京都で生息しているミナミイシガメは少し種類が違うようですが同じミナミイシガメとされており、現在では京都では天然記念物に指定されています。

このミナミイシガメは世界的に生息数が減っておりワシントン条約付属書Ⅱに掲載されており、ペットショップでの流通も少なくなってきております。

多くの個体は滋賀県産のワイルド個体が出回っているようです。

ミナミイシガメの飼育自体は難しくありませんので繁殖も狙うことができますが、自然下では外来種でもあるアカミミガメなどの気性が荒いカメが増えてきていることでイシガメが孵化しても育つまでに食べられてしまったりして増えていくことが難しい環境になってきております。

そのため、ペットショップで販売されているミナミイシガメはとても希少価値がありお値段もイシガメ類では高めになっています。

しかし、飼育は水替えさえ怠らなければ餌は何でも良く食べてくれるため簡単に飼育ができます。

基本的にはイシガメ類は皮膚病にかかりやすく、綺麗な水での飼育が大切です。

ですので水替えは小まめに行い、できるようでしたら濾過装置を付けることをお勧めします。

濾過装置は小さくてもつけるだけでだいぶん違ってきます。

イシガメ類は神経質な面を持っているものが多いですが、ミナミイシガメはイシガメの中でも比較的強いため複数飼育も同種であれば可能です。

但し複数飼育の場合はミナミイシガメの甲羅の大きさは同等の物にしましょう。

大きさが違うと同種でもどうしても甲羅が小さい物が餌の食いが悪くて食べられないで栄養不足で死にいたることもありますので複数飼育時には注意してください。

飼育環境では水温は基本的には常温で飼育が可能ですが、冬はヒーターを入れてあげて15度以上を保つようにしてあげましょう。

飼育下での冬眠、休眠はリスクが大きく、飼育下では8割ぐらいの確率で冬眠中に死んでしまいます。

また、飼育下では飼育水温の変化が少しの外気温が上がっただけでも変化しますので冬眠途中で目を覚ますこともあり、難しいです。

ミナミイシガメは屋外でも飼育は可能ですが、基本的には室内飼育にしましょう。


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