水棲ガメの飼育で室内で飼育されている方が多いと思います。
外で飼育していると日光浴で甲羅干しが可能です。
しかし、水棲ガメの多くは春夏秋の3季は外で飼育していても問題ありませんが、冬になると冬眠してしまいます。
自然下での冬眠は水棲ガメの場合は泥の中に潜って冬眠しますので寒い中でも泥で保温されていますのである程度は生き残れますが、飼育下では飼育する水槽や池には泥を入れている方はまずいないでしょう。
砂利を入れている方は見た目もいいので多くの方が入れられています。
しかし、砂利では冬眠は不可能です。
よく神社や公園などアカミミガメやクサガメを見かけることがありますが、神社や公園などの池は底に泥が入っていますので冬越しが可能です。
また、最近多くなってきている外来種のアカミミガメですが、とても強い生物のため泥がなくても冬越しできることもあるようです。
しかし、クサガメなどは泥の中に潜る習性がありますので冬眠時は泥がなければ冬越しができません。
ですので、一般家庭で水棲ガメの飼育を屋外でする場合は水槽や池にヒーターなどで加温してあげて冬眠をさせないで飼育するか、冬場だけ室内で飼育し、水温が下がり過ぎないようにヒーターなどで加温して飼育するかのどちらかの方法で飼育すると、いいですが、冬場、室内で飼育した際には紫外線不足になります。
亀は甲羅干しをすることで、甲羅の菌を殺菌したり、栄養分を紫外線から吸収したりします。
室内飼育ではこの甲羅干しに必要な紫外線が通常の蛍光灯では得られませんので室内で飼育する時には別途専用のライトを用意する必要があります。
この紫外線ライトですが、亀だけではなく爬虫類で多くの生物が必要とするライトです。
この紫外線ライトはペットショップなどで紫外線の強さ別に分けて販売されております。
亀にもリクガメと水棲ガメとで紫外線の適している強さが微妙に違いがあります。
また、水棲ガメの中でも種類が多くいますので紫外線を多く好むものや、あまり好まないものまでいます。
どちらにしても水棲ガメには甲羅干しが必要です。
主に水中で生活はしておりますが、甲羅干しをしていない亀の場合は最悪の場合甲羅にカビが生えたり、酷くなると亀自体にもカビが生えてきて弱っていき最終的には死に至ります。
水棲ガメはゼニガメやミドリガメのように安価で安く手に入るものもいれば海外産の珍しい品種で高価なものまで沢山います。
値段が安い高いで水棲ガメの価値を決めるのではなく、1匹1匹同じ命ですので、水棲ガメを飼育する際は安価な亀であっても最低限の飼育器具は用意してから飼育するようにしてあげましょう。
水棲ガメは毎日世話をしていると人に慣れて来ますのでとても可愛いですよ。
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