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亀の飼い方~カメ飼育法~

イシガメの産卵

爬虫類の中で最も長生きをするといわれているのがカメですが、カメには大きく2つの種類に分けることができます。

陸場で主に活動するリクガメと水場で主に活動する水棲ガメです。

リクガメは大型種が多いためペットとして飼育している方が多くいますが、冬の寒い時期の温度管理がリクガメの場合は大変で中々日本の一般の家では室内飼育の環境を作るのが難しいため飼育を途中で断念する方が多くいらっしゃいます。

リクガメは小型種の物が多く販売されており綺麗、可愛いと言われて飼育するのが始まりですが、多くの場合は最後には動物園に引き取ってもらうか、爬虫類専門店で下取りしてもらうかのどちらかになっていることが多いようです。

その点水棲ガメは大型種でも水槽内で飼育ができて、寒い冬の場合でも水槽に水槽用のヒーターを入れておくと水温の管理ができますのでリクガメよりは管理がしやすいという利点があります。

今回は日本に生息しているカメでニホンイシガメの産卵について記載させていただきます。

ニホンイシガメは5月ぐらいを中心に産卵がはじまります。

平均的に孵化までは4ヶ月程度の時間がかかります。

ニホンイシガメは産卵を行うときは夜に行うことが多く、水中ではなく陸上で行います。

最近の日本の夏は異常に暑いことからせっかく産卵しても孵化せずに死んでしまっていたりすることが多くなってきているようで自然下でも減少傾向になってきております。

ニホンイシガメは絶滅危惧種とされており、天然記念物ではありませんが、保護活動が各地域で取り組まれております。

ニホンイシガメはデリケートな面があるため産卵場所も選んで行っております。

最近の日本の河川はゴミ溜めになってきていることもあり、ニホンイシガメもなかなか産卵する場所がなく、水中産卵をしてしまい死産になってしまうことも多くなっているようです。

ニホンイシガメを最近ではブリードしている方たちがいますが、飼育下でも産卵の確認が難しいため飼育環境を整えるために試行錯誤されております。

ニホンイシガメの習性で冬は冬眠を行います。

飼育下では冬眠をさせずにヒーターで加温させてから冬越しさせている方が多いようですが、冬眠をさせなければ産卵数が少なかったり、発情期が来なかったりして産卵がおこなわれないなどニホンイシガメの生態系が崩れてしまい中々産卵をしなくなります。

日本固有のカメは日本の環境で育てることができますので産卵目的で育てるのであれば屋外飼育でニホンイシガメの飼育環境を整えて飼育するようにしましょう。

水質管理と日光浴をさせていける環境であれば飼育も思っているより簡単です。


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